妊娠継続と仕事の両立の難しさを感じて看護師を辞めました



働いていたのは整形外科でした。当日入院からの当日オペは当たり前。骨折の高齢者が多く、介助量も多い職場でした。

妊娠がわかり、迷惑をかけないように早めに師長に報告したときも「おめでとう」の言葉はありませんでした。それでも働きながらお腹の子も大切に育てていこう、という気持ちでした。

間もなくして悪阻が始まりました。予想以上に重い悪阻に、妊娠による免疫低下の時期も重なり、風邪も引いてしまった私。一日中咳と吐き気に苦しみながら、それでも仕事は精一杯していました。

トイレ介助も多く、その度に吐き気が強くなりました。トイレに駆け込みながら、患者さんの前ではなるべく咳をしないように気をつけながら、必死で業務をこなしていました。

しかしそれにも限界がありました。あまりにも体がつらく、お腹の子に何かあってからでは遅いと思い受診しました。

医師からは「仕事とか言っている場合じゃない。まだ8週なのに、無理したら子供にも影響があるよ。」と言われました。

看護師はシフト制。穴が空けば誰かに迷惑がかかる。そんなことはわかっていましたが、お腹の子のことを考えると無理をするわけにはいきませんでした。

師長には頭を下げ、どうにか休ませて欲しいということを伝えました。しかし師長の第一声は「えー?!出てこられんの?」という言葉でした。

なんとか休みをもらえたものの、他のスタッフに休みの間の業務連絡をすると「〜さんは悪阻がひどかったけど、そんな素振りを見せずに仕事していた。そんなに甘い考えならこの先出産も育児もできないよ」と言われました。

職場の人に迷惑をかけているのは100も承知でした。ですがここまで言われるとは思っておらず、とても悲しい気持ちになりました。

味方をしてくれたのは職場の産科の先生でした。「ズルして休んでいるわけじゃないんだから堂々としてなさい」と言ってくれ、点滴を打ち、診断書も書いて師長に話してくれました。これは私にとってとても心強く、有難いことでした。

しかし、悪阻が治まってきても、私は職場に戻る自信がありませんでした。師長やスタッフに言われた言葉が頭から離れず、この職場環境で子供を守りながら仕事をするということはできないと感じていたのです。

夫とも再三相談し、私は退職を決意しました。

思い返せば、無理して働いていたときも、さり気なく仕事をフォローしてくれたのは男性スタッフでした。そして、風当たりが強かったのは既婚子持ち女性が多かったです。

私のときはこんなに大変だったのに、今の子は甘い。そんな風に思っている女性が前の職場には多いように感じました。

女の敵は女。まさか妊娠出産を経験した女性の方が風当たりが強いとは、思ってもみませんでした。

聞くところによると、医療者の早産流産の割合は非医療者と比べ3倍ほどらしいです。

命を預かり、命を守る職場だからこそ、新しい命に対しても温かな気持ちをもってほしかったと、私は思います。

看護師と結婚生活、妊活の両立が難しく、仕事を辞めました

私は大学病院の外科病棟で5年間勤務していた看護師です。就職して2年目に結婚をしました。それまでは病院から徒歩5分ほどのところにある病院の寮に入っていたため、そこから通勤していました。

結婚を機会に夫の勤務先との関係で、病院から離れた場所に新居をかまえることになりました。

通勤時間は5分から1時間へと伸びましたが、まだ就職して2年であり、仕事もまだ身についていない状態だったので、そのまま同じ病院で仕事を継続することにしました。

結婚をしてからは通勤時間が往復2時間になったことや、二人分の家事をこなさなければならなくなったこともあり、結婚前に比べてかなり多忙な日々を過ごすことになりました。

仕事の方は、日勤であれば8:30〜17:15までの勤務時間ですが、定時に仕事が終わることはなく、いくら仕事が早く終わっても19:00、委員会や会議があったり急変があった時など、遅くなる時は23:00頃の終電までかかる日も少なくありませんでした。また週に1〜2日は夜勤があり、15:45〜翌9:30まで約18時間働いていました。

それでも仕事自体はとてもやりがいがあり、忙しい中でも人間関係も良かったので何とか仕事を続けていました。

就職して5年目に入ると、私の病院では1年目看護師の担当になります。就職したての1年目看護師は、まだ看護師という仕事について知らないことばかりです。

そのため先輩看護師が1対1で、付きっきりになって指導を行う必要がありました。どんな時も説明をしながら仕事をし、1年目の仕事ぶりをチェックしながら仕事をこなすので、いつもの倍は時間がかかります。また夕方に一通りの仕事が終了すると、自分の仕事は一旦置いて、1年目看護師とのその日の復習や不明点の確認、出来なかった看護技術の練習などをすることになっていました。

そのため元々忙しい勤務の中で1年目担当になると、仕事が終わるのは大抵22時頃でした。

そこから1時間かけて家に帰り、夕飯を作り、翌日はまた朝6時半には家を出るという生活をしていました。しかし夫が帰宅するのはいつも終電頃で、土日も休日出勤がほとんどと大変仕事が忙しかったので、家事は全て私任せでした。

そんな日々が続き、私は同じ病院で仕事を続けていくことに限界を感じていました。

丁度その頃結婚して3年ということもあり、妊娠を希望し産婦人科を受診しました(ずっと生理不順が続いており、不妊治療の必要性を確認するためにすぐ受診しました)。

もともと看護師という不規則な生活をしていたことで、生理不順なのかなと簡単に考えていましたが、検査の結果は体外受精でしか妊娠は望めないということでした。また体外受精を行うためには、2週間ほどは2〜3日に1回受診する必要があると告げられました。

上司である師長に治療を進めたい旨を相談しましたが、定期的に半休など有給を頂く事は難しいとのことでした。

結局夫婦で相談した上で、今の病院で仕事と不妊治療を継続していくことは難しいと判断し、仕事は辞めることにしました。看護師というやりがいはあるが非常に多忙な仕事と、結婚生活や妊活を両立していくことは中々難しいと感じています。

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コメント

  1. レイ より:

    辞めて正解です。赤ちゃんにもしものことが起きる前に決断できてよかったと思います。
    昔と今じゃ考え方が変わってきてるのに、昔の考えを押し付けてくるおばさんは上に立つ資格無いですよね。

  2. noeru より:

    私がいた病棟は、産科病棟でした。そこで、一人目の妊娠がわかり報告。おめでとうは言ってくれましたが、当時同じ科にもう一人妊婦さんがいたためやはりいい顔はされませんでした。また、産休明けには違う病棟に配属という形で育児と仕事の両立は難しく辞めることにしたのを今でも覚えています。うちの病院だけかもしれませんが、産休明けに違う病棟へ配属させられみんな辞めていくという感じでした。

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