アパレルデザイナー兼生産管理過労で体調不良

新卒で地元のアパレルメーカーにデザイナーとして5年勤めたあと、20代後半で再就職し上京しました。

初めての一人暮らし、初めての東京生活。わくわくしました。

新しい仕事は同じくアパレルメーカーのデザイナー兼生産管理でした。

最初の会社ではデザイナーに専念していて、生産管理は営業さん任せだったので、生産管理の業務は初めて。

慣れないながらも何とか進めていきましたが、私とペアになった営業さんは日本に来たばかりの中国人の女の子でした。

新人二人が会社にとって一番の屋台骨となる大きな取引先を含むブランドをいくつも任されたため、担当する型数も発注数もとても多
く、二人で必死になって目の前の仕事をこなしました。

前任であるデザイナー兼生産管理の先輩は引き継ぎ期間わずか3日で退職してしまい、分からないことは山のように残された資料やメール履歴から探し出してやるしかありませんでした。

仕事の幅も広く、取引先へのデザイン提案のためのリサーチ、資料作成、社内のグラフィックデザイナーにも資料作成依頼、サンプル作成、サンプルチェック、サンプルを提出しての商談、工場へのデザイン修正依頼、再サンプル依頼、生地やプリントの色出しや版確認、検査機関への品質検査依頼、付属品の発注、検品工場への依頼、納品サンプルのチェック…

全ての業務にその都度取引先の担当部署への細かい確認作業と締め切りがあり、また商談できる曜日が固定されているため、工場の都合でサンプルが遅れると商談も検査依頼もどんどん遅れ、納品遅れに繋がります。

常にカレンダーを数えてスケジュールとの戦いでした。

また、ペアを組んだ中国人の女の子は優秀な人でしたが、日本語よりも英語が得意な人だったので、分からない日本語や日本のビジネスのやり方について質問が多く、それに答えるのにも時間が取られます。

自分はデザイナーのはずなのに、いつの間にかデザイン画は社内のグラフィックデザイナーさんに任せる流れになってしまい、デザイナーとしてのやりがいやアイデンティティも揺らいでいましたが、そのことに気付くのもかなり時間が掛かるほどの忙しさ。

ひとつ納品が終わればまた新しい品番が動き始めて…の繰り返しで、カレンダーを見るのがイヤになるくらい常に納期に追われていました。

定時は18時でしたが、そんな時間に終えることができたのは最初の2〜3日だけ。あとはほとんど終電帰りの日々でした。
慣れない一人暮らしと山のような仕事量に心が折れそうになりながらも、ペアの営業さんと励ましあいながら頑張ってやり続けました。

そんな日々が1年以上続き、過労で風邪を引きやすくなり、十分な休息が得られないので治るのにも時間が掛かり、何度も繰り返しているうちに気管支喘息を発症してしまいました。

発作が出ると咳き込んで息ができなくなり電車にも乗っていられず、ストレスで胃の調子も悪くなり、昼間は元気でも夜になると吐き気に襲われ、喘息で熟睡もできず、とうとう動けなくなるほどの胃の痛みと激しい吐き気に打ちのめされ、救急外来に運び込まれるまで悪化しました。

夜の病院で泣きながら点滴を受け、「もうだめだ、これ以上続けたら心までおかしくなる」そう思って退職を決意しました。

翌日上司に点滴の痕を見せて「もう限界です。辞めさせてください」と伝えたときは涙が出てしまいました。

営業さんも私の少し後に退職して中国へ帰ってしまいました。

あまりの激務と、日本のビジネスのやり方に馴染めなかったのだそうです。

会社は人が入ってもみんな1年半〜2年くらいで辞めてしまい、ベテランが育ちにくい環境だったので、会社のやり方にも無理があったのでしょう。

その後は昔の上司のつてでまた仕事が見つかり、そこではまたデザイナーに専念することができました。

お給料は下がりましたが、定時に帰ってプライベートも楽しめ、ゆっくり休むこともでき、心も身体も健康に戻りました。

いくら好きな仕事でも、程よいバランスが保てなければ苦しいだけです。

そんなバランスがとれる場所とやり方をうまく見つけていかないといけませんね。

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コメント

  1. ぶもぶも より:

    以前、生産管理をやっていました。
    スケジュール管理のシビアさ、業務の多さや細かさなど、デザイナー業務との兼務により過重労働になってしまった状況はよくわかります。
    現在は公私バランスのとれた暮らしをされているようで何よりです。
    生産管理業務は、素材、デザイン、パターン、縫製はもとより、洋服のしくみや付属類の特性・使い方、品質管理や洗濯方法まで、洋服作りのすべてが身に付きます。
    デザイナーさんにとってもスキルアップに直結はしますが、会社としてはきちんと専門スタッフを雇うか、専業部門として組織に組み込んでいないと、アパレルメーカーとしては失格です。
    生産管理という業務やポジションををなめています。
    一般的には外からは見えないポジションですが、今でも存続しているブランドには必ず生産管理のエキスパートの存在があります。
    ブランドの根幹を支えるポジションといっても過言ではありません。
    その会社、辞めてよかったと思いますよ。

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