『ペットショップ運営』私が責任を取って辞めます、と言わざるを得ない状況から退職

私は中堅のペットショップ運営会社に、契約社員としては異例の、社長直下の本部長代理として採用され、入社しました。ほぼ社長のひとめぼれ、という理由からの採用でした。

そもそもペットこそ飼っていましたが、業界に関しては無知に等しかったのですが、経営コンサルタントして8年近く会社運営をしていた経験を買われ、採用されたものです。

店舗業態としては業界内でも知名度の高かった当社ですが、社内環境は旧態依然、子会社の不祥事の後始末など、入社早々その対応に追われる毎日でした。

日々慣れない業界慣習を横目に、社長の経営方針や店舗の運営状況の把握に追われながら、ある時、進展出店の誘いがありました。大手デベロッパーで、すでに当社もそのデベロッパーの複合施設に出店している背景がありました。

「現在出店している大手ペットショップがこの3月に退店する。そこにぜひ貴社に出店していただきたい」

そんな要請から、当社としての出店の是非を検討するプロジェクトが開始され、私がその陣頭指揮をとることになりました。

デベロッパーからは、「長く閉店させておくわけにもいかず、できたら7月に出店できないものか」との要望がありましたが、話が来たのが3月、なおかつ同所には生体の販売を行うペットショップが残ることとなり、すでに個別契約を完了させているという、当社が出店するにはマイナスが大きい環境といえました。

およそ2か月半にわたり、ビジネススキーム、出店形態、収支計画を策定する日々が続き、この間にもデベロッパーからは「いつ出店できますか」という矢のような催促があり、そのたびに、

「解決すべき課題があり、そのため決断が出せない。協力してくれるならば、前向きに検討できる」という返答を出していました。

「協力します」という、今となって考えれば調子のよい回答を鵜呑みにしてしまった傾向も否めません。それというのも、当社がその大手デベロッパーの施設に出店している店舗が、別段の待遇を受け、売り上げも相応に上げられており、取引関係上無下にもできない状況にあったことも否めません。

とはいえ、ビジネスです。

社長と二人で、また関係する役員、部長らと話し合いの日々は続きます。

最大のネックである生体販売の企業との折衝も、社長命令から、私と関係部署の部長と対応していました。

ここまで書いてくると、いかにも私に権限があるように見えますが、最終決定は無論社長にあり、私はあくまでも判断材料の一つにしかすぎないということでした。

そして、7月にようやく、社長から、「君(私)のために、出店してみよう」とのこと。

この時点で、私は社長に「ここに出店するには、都心から離れ、特に集客力の弱い施設。当社出店による知名度を発揮する効果は五分です」と進言していましたが、いつの間にか、私の仕事、範疇として社内外に知らしめられている状況となりました。

生体販売会社とは、一定の条件と、デベロッパーの仲介により、ある程度の和解をもって出店、という運びになりました。しかし、この「ある程度の和解」が後になり、私の立場を追い込むことになります。

出店までに事実上1カ月半、320坪の大型店舗です。その設計から施工までも段取りを一手に行う羽目となり、社長勅命の下請け業者に発注、プロジェクトが開始されました。

しかし、ふたを開けると、設計業者のいい加減な設計をそのまま採用、施工業者にいたっては、突貫工事に加えて社長の思惑を反映すべく追加工事があり、そのコントロールを取るために毎日現場に出ながら、館であるデベロッパー担当者と進捗の打ち合わせの日々が続きました。

9月下旬、何とかオープンにこぎつけ、大型ショップとしては珍しい、オープニングセレモニーを大々的に行い、たくさんの当社のファンが来店されました。

華々しい一方で、追加工事を含むコストは当初予定よりも大幅にオーバーし、なおかつ、設計業者、工事業者はその責任を私の指示で行った、という、ある意味では虚偽の言い訳を社長に報告する始末。

オープンから2カ月を経過した12月には、当初目標売り上げの2500万円に到底及ばない1500万円で推移、他の25店舗の黒字を一手に吐き出す赤字を毎月積み上げていました。

工事費のオーバーによる説投資負担、売り上げ不振、設計業者や工事業者の保身による責任転嫁から、当社の役員から引責を求める声が聞かれ始めたのもこの頃です。

12月、暮れも押し迫った頃に、「そういう事情だけど、君としてはどうする」との問いかけ。社長は最後まで私をかばう立場でいてくれましたが、かえってそれが社長に負担をかける方向にあったのも事実、またそういう方向にした責任が社長にあったのもまた事実。

私は、社長への恩返しも込めて、12月29日、「私が責任を取って辞めます」と言わざるを得ない状況となった次第です。

口惜しさはありますが、気持ちが重い退職でした。

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