『IT企業』「黙々とやり続ける事が好き」でも限度がある。



IT企業とは言え、結局は人対人のコミュニケーション能力が重要視されるのは当然のこと。ただ、私はコミュニケーションを取ることが非常に苦手で、合コンにも同窓会にも行かず、深く狭いコミュニティを好んで選択していた。

縁あって中途で入社した今回の企業もそうだった。私の得意分野をフルに活かすことができそうだという、履歴書のテンプレ文章のような気持ちを持って、勤務を始めた。

最初のうちは良かった。連絡もメールベースで最低限、必要な情報さえ入ればスムーズに業務が進む。上長の判断もいらない、ハンコもいらない。

好きな様に働ける環境は天職にも思えた。結果を数字に反映できる人間だから横槍りが入ることもなく、猛スピードで与えられた業務や生み出した課題をこなしていく環境に、何の不満も持たなかった。

おかしいと感じたのは勤務を初めて半年だ。もっと早く気づいても良かったのだが、仕事に没頭しすぎて周りを見ていなかったのだ。考えてみれば隣の席に座っているこの人はどんな人物なのだろう。

向かいの席に座るおじさんはどんな役職なのだろう。普通の会社ならあり得ないような環境にいたのだ。1個通路を挟んだ先にいる人の名前も知らないまま、私は黙々とタイピングを続けている。周りの人も同様だ。

目の前にある仕事をただ片付けるだけで、とにかく会話がない。雑談程度なら飛び交っても問題ないであろう場所だが、誰ひとりとして声を発しようとしない。彼らの声を聞くときは決まって会議の時だけで、昔働いてた会社で行なわれていた月1回の飲み会も無ければ新年会も忘年会もなく、いなくなった人の送別会もなかった。

だんだんと黙りこむだけの環境に息苦しさを感じるようになったのだが、かと言って今更何を会話すれば良いのだろうか。天気の話をした所で盛り上がるような人達ではない。趣味の話をしようにも、相手の趣味がわからない。生まれて初めて「会話ができない」という状況に苦しみを覚えた。

2回目の花見シーズンが訪れた頃、退職届を上長に出した。周りとコミュニケーションを取れないことがこんなにも大変なことだとは思わなかった。

次の転職先が見つからないままの退職だったため、今は職探しの真っ最中。今更こんな状態で私を受け入れてくれる会社もそう見つからないだろうが、ハローワークの職員との会話すらも楽しく思える。勝手に退職に追い込まれるぐらい辛い会社の環境だったが、どこか欠落していた私の人間性を取り戻してくれたことには感謝している。

ちなみに、今のところ私がiTunesで最後に買った曲は「今、話したい誰かがいる」だ。

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コメント

  1. フィールドサポート部隊 より:

    うちの会社も静かです。
    ラジオが延々と流れており、朝と夜のあいさつもほぼ無いです。

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