『中堅ナース』看護師という狭い世界に疲れもっと広い世界を見たくて辞めました

約6年前になりますが、専門学校卒業してからずっと正社員として勤めてきた看護師という仕事を辞める決断をしました。

いつかは結婚して寿退社する日がくるだろうと思いながらただただひたすら忙しい勤務をこなす毎日でした。

でも看護という仕事しか知らないしOLなどの仕事は向いていないので、私にはこの仕事しかないと思い、辞めるという気持ちにまでなりませんでした。

新人の頃は毎日失敗ばかりで怒られ、それでもせっかく国家試験や大変な実習を乗り越えてきたんだからということもあり、辞めるという気持ちよりもどうやったら仕事をもっと覚えられるようになるのかとただそれだけを考え前を向いていました。

数年経つと余裕もでき、後輩もできたことで仕事がしやすくなりましたが、女性社会なのでいろいろ愚痴を言ったり聞かなければならず人間関係を保つのが大変でしたが、私は我慢強い性格なのでひたすら笑顔で何も語らずにたえることにいつしか慣れてしまっていました。

そんな中で体調を崩して病棟異動することもありましたが環境が変わったことであた新たな目標もできしばらくは大変な勤務もこなしていきました。

中堅ナースと呼ばれるようになったある日、多くの同期が寿退社していくなか、いつまで私は夜勤をやり続け、こんな大変な仕事をするのだろう。

結婚はいつできるのだろうなどと疑問をいだくようになりました。看護師という仕事が合っている部分あってないなと思う部分が明確になってきて自分自身を見直すような時期でもあったのかなと今は思います。

そんな時にテレビで海外で活躍し英語を習得した芸能人の番組をたまたま見て、ふと私も海外に行ってみたい、もっと広い世界をみて新しい経験がしたいと思ったのがきっかけで、すぐに師長さんにその思いを伝、その半年後にあっという間に海外に飛び立っている自分がいました。

何か仕事を辞めるきっかけが欲しかったのも事実です。

勤務体制にも不満もあったし、今後も夜勤を続けていくのは健康的にもよくないなとも感じていました。

しかし、今まで勤務をこなすことに精いっぱいだったので、それでは自分自身を犠牲にしていることにようやく気づき、20代の今なら看護だけではなくていろんなことにもっとチャレンジして視野を広げて人間的にも成長できるんじゃないか、そんな前向きな気持ちが退職という大きな決断を後押ししました。

一つの理由ではなくいろんな思いや時期、環境も重なり辞めることになったと思います。職場の人たちもあたたかく送り出してもらったので私の中ではいい辞め方であったと感じています。

結婚を機に看護師を辞める事になりました

母親が看護師をしていた影響で、物心ついた時から看護師という職業は身近なものでした。

体調が悪い時はすぐに母の務める病院に行き診てもらったり、時には自宅で点滴をしてもらったりする事もありました。

そんな身近な存在であった職業でしたが、進路を考える上で看護師という仕事が浮かんだ事は最後まで無く、中学では吹奏楽に打ち込み、プロの演奏家を目指して個人レッスンに通った事もありました。

また、兄弟の影響で小さい頃から英語が好きで、英語を仕事にしようと思い外語大の受験を考えた事もありました。

しかし、経済的な理由とプロフェッショナルとして食べていく事の厳しさを知り、高校を卒業し地元の大学の看護学科に入学しました。

大学での授業は毎日忙しく、実習が始まると毎晩深夜まで学校の図書館にこもり、レポートや自主学習に追われる日々でした。

平日の休みが多い他の学部が羨ましく思う事も多々ありました。

言葉は悪いようですが、純粋に看護師になりたくて選んだ道ではなかったので、正直なところ授業や実習はとりあえず単位をとるために毎日こなしていただけでしたし、向上心も全く無かったように思います。

今思うとこんなに大変で責任の重い仕事が待っていたのに、なんとなく軽い気持ちであった自分が情けない限りです。

4年間の勉強を経て、無事国家試験に合格し、そのまま大学病院の外科病棟に配属されました。

私の務めていた病棟は、循環器・呼吸器・消化器を扱う病棟で、毎日のように定例の手術の他に緊急の手術が行われています。術後の様々な機械が装着された患者さんたちが多く、状態も急変しやすいため、毎日が戦場のような気の抜けない日々です。

高齢社会であるため、患者さんのほとんどは70歳を超えた高齢者の方たちです。

元々認知症があるかたも多く、術後せん妄といった合併症を起した患者さんは特に目が離せず、時には暴れだしたり手足が飛んできたりする事もありました。

そんな時はやむなく手足を縛り付ける事さえあります。

人の生死がある現場であるため、その責任の重さは大きなストレスでした。

毎日2〜3時間の残業は当たり前、1日の労働時間が20時間近くになる事もありました。

夜勤に行く前はいつまでも憂鬱でしたし、常に肌荒れ、睡眠不足の状態が続きました。

何度辞めたいと思った事か。それでも、患者さんが元気になって退院していく姿を見送る時や、感謝のお言葉をいただいた時は、本当にこの仕事のやり甲斐を実感する事が出来ました。

人が痛みに苦しむ姿や亡くなっていく姿を見るのはいつでも辛いものです。痛み止めを使っても痛みをとってあげられない事もあります。それでも傍にいて触れるだけで患者さんの気持ちは安らぐ事があります。

誰かの人生の最期に関わる事が出来るという事は、誰にでも出来る事ではありません。

長時間の重労働であり、身体的精神的ストレスも大きいこの仕事ですので、離職率は未だに高いと言われます。

私の友人の多くは精神的身体的なバランスを崩してしまい就職して1年未満で辞職しました。看護師の現場を離れた友人達は皆口を揃えて「もう二度と戻りたくない。」と言います。

それでも6年間続けてこられたのは、専門職として看護師の仕事のやり甲斐を感じていたからだと思います。

今回、結婚と移住を機に看護師を辞める事になりましたが、6年間看護師の仕事が出来た事を非常にありがたく思います。

人とのコミュニケーションの楽しさを知り、思いやりと気配りを培い、精神的身体的に大きく成長させてくれたこの仕事に感謝しています。

また、看護師を定年までやりぬき昨年退職した私の母親をとても誇りに思います。

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コメント

  1. まさみ より:

    「狭い世界しか知らない」そんな気持ちになること、私もあります。いまは子育てに専念しているので、きっと、私の中の常識は外で働いている主人とは違うのだろうな・・とも思います。いまはぜったい逃げ出せない立場ですが、私もいつか広い世界へ出たいですね。

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