飲食店の労働時間が長すぎて仕事をやめました。

私は学生のころにしていたボランティア活動が高じて、出身学部である農学部と全く関係のない福祉系の道を選びました。

当時の福祉系の仕事というのは給料も安く、結婚して2馬力で働いたとしても生活はカツカツ。子どもなど望むこともできない、というような状態でした。当時は結婚する気も相手もいなかったために迷うことなくその道を選びました。

安い給料ではあったものの実家暮らしで一人でいる分には困ることのない日々でしたが、職場の同僚付き合い始め、結婚の話が出るようになるとさあ大変です。

今のままではご両親にご挨拶もできません。なんとかまともに給料がもらえる仕事がしたいけれど、農学部を出て福祉系に進むということをしてきた私にはスキルというものがありません。

いくつも面接を受け、なんとか飲食店、それも業界ではかなり名の通った大手の飲食店に採用されました。

そこからが大変でした。なにしろ勤務時間が極めて長いのです。平均しても朝の5時から21時まで。下手をすると朝の3時から21時や、朝の5時から23時半などというのもありました。

休みがあるかと言えばそうでもありません。なにしろチェーンの飲食店というのはアルバイト産業です。

人件費を浮かせるため、正社員の配属はだいたい二人まで。アルバイトが不足する時間帯は自分たちで仕事を回さなければなりません。

学生バイトがテスト期間になると1か月休みなしなど当たり前です。半年間一切休みがなかったこともありました。

今でも悔しくて許せないことがあります。子どもが生まれ、子どもに会うことだけを楽しみに仕事をし、長い時間の労働にも耐えていられたのですが、新規開店の店への異動を命じられました。新店では当然ながらアルバイトがみんな新人さんです。

他の店から応援も来てくれますが、その人たちを残して自分だけ帰るわけにはいきません。まったく家に帰れない日が続きました。

ようやく休みがもらえ、家に帰ってみるといつのまにか子どもは歩けるようになっていました。気が付けば、4か月子どもの顔を見ていなかったのです。

成長の過程を見るのは親の特権であり喜びであるのに、なぜこんな目に合わなければいけないのか。家族を守るためとはいえひどすぎるのではないのか。

これだけ働いてまともに残業代が出ていればまだいいのですが、残業は月に40時間までしか登録してはいけないことになっていました。

会社に残るためなら仕方ないのかと自分をごまかしていましたが、子どもの成長を見れなかったことで私はキレてしまいました。

その次の月から、残業時間をすべて入力しました。月の残業時間が200時間を超えていました。

当然本社に呼び出され、お前はなにをやっているんだ、みんなが我慢しているのになんだこれは、と怒鳴られました。なぜ法律を守らない会社に怒鳴られなければならないのか意味がわからないと反論し、残業代を支払う気がないのなら労働基準監督署に行きますと伝え、本社を出ました。

そこから嫌がらせが始まりました。連絡のないシフト変更、発注をかけた量を勝手に変更され、挙句の果てには荷物の中に金庫の釣銭を入れられて泥棒扱いされました。

もうこうなってはこの会社ではやっていけません。10年間耐えましたが、退職を決意しました。

退職金も出なければ有給消化もないと言われたのをよく覚えています。さすがにそこは予測しておりましたので嫌がらせの証拠や勤務時間の記録などすべて労働基準監督署に提出する旨伝えると、まともな対応になりました。当然提出しましたが…。

そのあとは派遣で仕事をしながら宅建の資格を取得。今は不動産業界で仕事をしています。営業は選ばなかったため給料は多い方ではありませんが、今は子どもともいられるし休みもある、満足できる生活を送っています。

飲食業のイメージと現実 お客様の笑顔だけでは幸せになれない!

新卒で求人情報を探していたのですが、当時は不況のため、とにかく正社員採用の求人を見つければ応募していました。

様々な職種の企業に応募しましたが、受かったのは飲食業でした。

就職するかどうか迷いましたが、不採用が続き、正直就活にも疲れ始めていたため、その飲食店に就職することを決めました。

実際にホールスタッフとして勤務を始めましたが、働き始めてみると、大卒とは思えない基本給、月数十時間の残業をしないと、とても都会で一人暮らしをしていける給与になりませんでした。

また、完全平日休み、大型連休は繁盛時のため絶対に休むことはできません。

かといってその大型連休の代替連休をもらえることもなく、連続勤務が数週間続く日々でした。

忙しくなると超過勤務が続き、体力的に厳しかったのですが、その後大不況が訪れると、人波は急激に落ちました。

いつもより早い時間に退勤させられることが多くなり、体力的な疲労はなくなりましたが、今度は元々安い給料がもっと安くなり、経済的に厳しくなりました。

飲食店のため、1日1食まかない料理をもらうことができたので、食事をそれだけで過ごさざるをえなかった頃もあります。

巷でよく聞くブラック企業の、残業代一切カットというようなことはありませんでしたが、それでも精神的に追い込まれるものはありました。

小さな会社だったので、採用担当者や社長から直接話を聞ける機会が多かったのですが、面接の際に両者の口からよくきかれた言葉は、「お客様が笑顔になって帰ってくれると嬉しくなる」というものでした。

企業側の募集活動の際は、企業イメージをよくするために楽しそうな仕事のイメージを応募者に説明することは今となってはよく理解しているのですが、当時は就職活動を始めたばかりで、そのことがよく分かっていませんでした。

確かに笑顔で帰ってくれるお客様を見ていると嬉しくないこともないのですが、そのために睡眠時間を削って料理を運んだり、平日勤務を続けて友人、家族に数年間会えない状況が続いたり、生活に困窮するようでは全く割に合わないと感じました。

こんな仕事でも何か得るものがあるかもしれないと、3年ほど続けましたが、結局自分の中で何が成長できているのか全く分からないままでした。

そこで、転職することを決意。上司に退職の意向を示しても、近年の給与状況を考えると、止められることはありませんでした。

一度会社を辞めて職業訓練でoffice系のパソコンスキルを習得し、TOEICのスコアもそこそこあったので、ごく一般的な給与体系、休日体系の地元の企業に就職することができました。

就職が決まったことは嬉しかったのですが、その反面、新卒の頃あきらめずに仕事を探さなかったことを悔いました。

現在では時間にも金銭面にも余裕ができ、楽しい毎日を過ごしています。

結婚を機に現在の職場を辞めなければならない状況にあるのですが、新しい仕事を探すとしても、自分に何ができてどんな条件は譲れないのかをしっかりと把握して就職活動をすることが大事だと感じています。

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コメント

  1. あいぴん より:

    私は飲食でのバイトをやっていましたがバイトでさえ拘束時間がとても長く、ずっと立ちっぱなしで次の日足が痛くなるほどです。社員はもっとひどい扱いなのでしょうね。

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