[『保育士17年目』“のれんに腕押し”上司になるべき人の能力って?

保育園に勤続17年目の春、元上司が他施設へ移動になり、新たな上司が就任してくる。

一見人柄は温厚で申し分ないが、何だか違和感を感じる。施設の長でありながら、その他大勢ののようなたたずまい。すべてに同調し、無意味に笑顔だけを取り繕っているが、意見は言えない。決断もできない。問題が起こると「知らなかった」で、逃げてしまう。

法人本部に従順で上の指示はすべて受け入れてしまう。その姿勢に職場内でも不協和音が生まれ、声を上げるがまさに“のれんに腕押し”状態。何を言っても、こちらが働きかけても「うん、うん」と同調するだけで明確な指示も、返答もできない上司。その存在自体が私にとってはストレスでしかなかった。

もちろん子どもを育てる場所でありながらその方針は徐々に変化していく。それまでは子どもの育ちや、気持ちを一番に考えて個々に関わる保育をしていたのに、人材を減らされ、人数カツカツで保育する日々となる。それまでになかった事故やケガ、トラブルにクレームが増え職員は疲弊し、若い職員が自信を無くし退職していく現状が続くが本人はおかまいなし。会議や研修とやたら外出し、問題が起こると「知らなかった」「いなかったから」と、逃げる口実づくりに余念がない。

強いものに媚びへつらい、弱いものに威圧して威張るその姿勢も全く尊敬できるものではなく、シリアスな場面でもケタケタと声をあげて笑う姿は異様でしかなかった。

こらえきれず他の施設の上司に相談するものの、たしなめられ反対に圧力をかけられる現状に最後はうんざりとした気持ちになる。現状は変わらない。自分がこの状態を受け入れ、おかしいと思う方針に従っていくのはどうしても許せない気持ちになった。

上司がすべて才能があってすばらしいとは限らないのは知っている。せめて謙虚さや、一端でも尊敬できる部分があればとも思った。この上司を選出した法人の本部もここまでの人材だとは思っていなかったようだが、どんなに指導しても、その場だけ従順で反省しない姿にはうんざりするしかなかった。

この人と、後5年、10年と考えるだけでこちらの気分が滅入るほどのストレスになり、私は退職を考えるようになった。「退職しよう!」と決めて3年。少しずつ仕事を引き継ぎ、後任を育て退職に至った。前職で自分ができることはやり切れたという思いと、自分が納得しない方針に従って組織の駒として働くことを考えると、これで良かったのだと今は思っている。

私の後任は実力のある人なので、彼女主体でお飾り園長を抱えながら今も運営は行われている。苦労はしつつもやりがいを感じている姿に、感謝しつつ自分の引き際はこれで良かったのだと思っている。

 “人は変えられないから、自分が変わりなさい!”当時尊敬する上司に頂いたアドバイスである。それでも、人の上に立つ人材を選出する際には、それなりの資質のある人をと思ってしまうのである。

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