憧れの『警察官』を退職しました

一昨年の冬、私は警察官を退職しました。

警察官だった父親の背中を見て育った私にとって、警察官は幼い頃から夢見た憧れの職業でした。

だからこそ、退職に至るまでの過程は苦悩の連続でした。

警察官は、もちろん公務員です。

公務員というと「定時で仕事が終わる」「休みがきちんともらえる」というイメージがあると思います。

しかし、実際のところは違います。

当然、定時はありますが、定時になったからと言って終わっていない仕事を投げ出しては帰られるはずはありません。

通常でも時間外勤務が80から100時間、最も忙しい時には200時間越えだったこともありました。

それでも、事務側の都合で半分以上がサービス残業なんて当たり前でした。

休みも同じです。

企業が「大事なプロジェクトがあるから」と休みが返上になるのと同じです。

自分が受け持った事件のためなら、数ヶ月の間は休みなしでした。

あまりイメージが湧かないかも知れませんが、公務員の実態はこんなものかも知れません。

意外と過酷な仕事なのですが、それを乗り越える使命感だけを胸に、モチベーションを高めていました。

そんな私の意識や使命感を砕いたのが、組織の対応でした。

実は、私は、自身の離婚問題で非常に複雑な事情を抱えていました。

休みがない、時間が不規則などの事情が我慢できなかった妻との離婚を考え、妻に離婚を申し込んだところ、慰謝料や養育費の問題で調停を起こされたのです。

プライベートな問題であっても、調停の日や、離婚に際する手続きが必要な時には、休みをもらわざるを得ません。

そのためには、上司への報告は必須であるし、周囲の同僚たちの理解も必要でした。

当時の上司は、はじめのうちは弁護士を紹介してくれたり、すすんで調停のスケジュールを尋ねてくれたりしていました。

私自身、職場のサポートは万全だと感じていました。

ところが、妻方の主張が二転三転し、要望も多岐にわたったため、調停の決着がなかなか着きませんでした。

月に一度しかない調停が、次回に、その次回にと延びていくと、上司からは「組織に迷惑だから、早く決着を着けろ」「納得ができなくても妻方の意向に従え」などと言われるようになりました。

何度も上司と密室で話し合い「調停は納得がいく結果が出るまで続けたい。」と主張し続けました。

そんなやり取りが続いたある日、上司から「今から有給を取って、病院に行け。予約は取ってある。」と言われました。

上司が予約を取っていたのはメンタルクリニックでした。

私は、これも業務指示だと割り切り、上司が言うとおりにメンタルクリニックに行き、医師の診察を受けました。

診察と言っても、心理テストや面接のようなもので、悩みごとや不安なことに答えるものでした。

診察の結果、私には『うつ病』の診断が下されました。

後になって考えれば、悩みごとがある、精神的にストレスがある等の状態でメンタルクリニックを受診すれば当然の診断結果だったのでしょう。

私は、その結果を上司に伝えるべきか悩みました。

ところが、そんな悩みを無視するかのように上司から「病院から診断結果を直接教えてもらうから、その同意書を書け。」と命令されました。

さらに、医師から診断結果を聞いた上司は、私に「来年の春まで入院しろ」と言い出しました。

つまり、離婚問題が長引いている私が邪魔になり、春の人事異動まで入院させておこうという策略だったのです。

都合の悪い人間は、精神的に病んでおかしくなったことにして、切り捨てようとしていることに絶望しました。

組織から下された命令に背くことはできません。

結局、私には、在職するならうつ病として入院、入院しないのであれば退職という二つの選択肢しかありませんでした。

私は、組織に反抗するつもりで「仕事をそのまま続けさせてくれないなら退職する」と上司に伝えました。

すると上司は、これをさらに逆手に取り「警察官を退職したいと考えること自体、正常な精神ではない」と言い、さらに入院を強く勧めてきました。

このことが、上司に、組織に対する不信感をさらに深めました。

不信感を持ちながらできる仕事ではないことは、自分でもよく分かっていました。

私は、直属の上司を飛び越え所属長に退職の意向を伝えました。

所属長に退職を伝えた後は、非常に淡々としたやり取りでした。

制服や装備品を返却し、わざわざ人払いしたオフィスのデスクを片付けて、挨拶もなしで姿を消しました。

現在は、在職中と比べれば、苦労は絶えません。

金銭的にも、社会的な保障も、公務員に勝る安定した仕事はないのだと実感しました。

それでも、精神的に病んでいることにさせる対応には、今思い出してもゾッとします。

そのまま続けていれば、と考えると、そのほうが病んでしまいそうです。
本当に壊れてしまう前に退職して正解でした。

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コメント

  1. ブラもりた より:

    せっかく憧れの警察官になれたのに残念なことになってしまって…。
    公務員も楽ではないんですね。実は、ブラック?

  2. 注意換気 より:

    嘘ばっか良く書き込み出来るわ、元公安系国家公務員から民間転職したもんだけどあり得ないことかいとるな。これ公務員知らん人でもすぐ嘘が露呈するぞ?

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