『事なかれ主義』介護現場の理想と現実

見て見ぬふり、事なかれ主義。

この言葉が今までで一番実感できたのは介護の仕事に従事してからでした。

私が介護職の仕事をしたいと思ったのは、現在高齢者が増え続けていること、それに見合った介護職員の人数が不足していることを知った時でした。

少しでも時代の先人の方たちにゆっくり穏やかな日々を過ごして頂きたいと思ったからです。

しかし実際の介護現場では私の理想や想像とはかなり乖離したものでした。

最初の1か月〜3か月は仕事を覚える事で一生懸命でした。

ただ言われた事をミスなくこなし、次は一人でできるように覚えていくことでいっぱいで、周りの状況等に配慮する余裕がなかったように思います。

介護職について6か月程たつと、仕事にも慣れ始め心に余裕が出てきました。

その頃から色々な疑問が頭をよぎり消えないモヤのようなものが常に頭にかかってきたのです。

利用者様に対しての対応がこれでいいのだろうか?

職員の人数が慢性的に足りなく、常に忙しくなり利用者様が話を聞いてほしい時に聞いてあげれず、逆に「忙しそうだねえ」、「大変だねえ」と気を使っていただく始末。

新人の職員がきても満足に「介護」を教えてあげる時間もなく、ただ作業を淡々とできるだけ早く覚えて一人で出来るようになってもらうだけ。

改善もできずにただただ忙しく1日が過ぎていく私の介護現場。

利用者様が遠慮した小さな声での声掛けなど聞こえてないふりをし、数人の職員に無視され(聞こえないふり)うつむいて発信を諦めるしかない背中。

それでも手が空けば声を掛けにいく職員もいます、行かない職員より断然いいのですが結局「さっき聞こえないフリしたけど聞こえてたんだね?」と。

もちろん私も他の職員もすぐにでも行きたいのですが他の利用者様が危険だったりその場を離れることが難しいことが多いのです。

その結果、見て見ぬふり、事なかれ主義。

職員みんながまとまって一つの事が出来なくてどうして利用者様に本当に喜んでいただくサービスが出来るだろうか?

介護の現場では様々なイベント(季節の節句等)をして利用者様に楽しんでいただく事があります。

しかし私の職場では時間内に終わらないのはやり方が悪いという風潮があり、どうしても勤務時間内に終わらない作業は必然的にサービス残業になってしまいます。

その為何か企画しても(例えばクリスマス会)、先にお話ししたように人手不足の為、企画の準備等が勤務時間に終わらないのです。

その為、「企画して担当したらサービス残業することになるから嫌だ」と職員が皆嫌がるのです。

それでも上司が担当者を指名し全員協力するようにミーティングで発破をかけイベントは開催します。

しかし実際担当がサービス残業するだけでだれもほぼ手伝いません、そのことを上司に方向しても一向に注意せず改善もしません。

かくして担当のみがほとんど一人で仕上げたイベントが多くの利用者様を満足に喜んでいただくものができるのでしょうか?

それがわかっていても忙しさに負けサービス残業がイヤで私も含め自然に。

見て見ぬふり、事なかれ主義。

そんなモヤが取れぬまま私はいつの間にか介護の現場から離れていました。

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