飲食店経営を収入の不足を理由に辞めるつもりです

私は今年で36歳となる調理師です。5年ほど前に独立してイタリアンレストランを経営しています。

調理師専門学校を経て18歳から飲食の業界に入り、厳しい料理修行の下積みを重ねて参りました。

決して楽ではない道のりでしたし、長年に渡る苦労もありましたが、料理の仕事は私の生き甲斐でした。

イタリア料理に魅せられ、若い頃には本場での研修するチャンスにも恵まれて今に至ります。

幸運なことに、地道にやってきたキャリアも報われ、30代に入り念願のオーナーシェフとなることが出来ました。

社会的にはオーナーシェフといえば聞こえは良いでしょうけど、小さな個人店なので自営業であり個人事業主です。

潤沢な運転資金を持っているわけでもありませんし、どんなに繁盛しても大きく設けられる職種ではありません。

しかし、私にとってお客様に美味しいイタリア料理を提供することこそが、生き甲斐であり天職でした。

プライドといえばおこがましいのですが、料理人という職業としての矜持のようなものも持ちあわせております。

お金持ちになることが人生の目的ではなく、生業として家族で慎ましく暮らしていける糧を得られれば充分でした。

私のお店は、幸いなことに沢山のお客様に認めて頂くことができ、順調に軌道に乗ったかに思えました。

しかし当初より、経営状態としては決して楽観していられる状況ではありませんでした。

実際、店舗は繁盛しているのに充分な収入が得られないという悪循環は、こういった飲食の世界では珍しいことではありません。

それだけレストランの運営コストというのは水面下で掛かっているということです。

食品をはじめとした原材料の価格は年々高騰の一途をたどっていますし、人件費も経営を圧迫します。

とはいえ、偽りのない良質の食材を使うことで初めて、クオリティの高い料理をお客様に提供できるのは確かです。

そして人材を妥協なく育てて揃えることも、レストランという非日常的な空間を維持するために欠かせないことなのです。

しかしながら、こういった私なりのクラシカルな考え方は、日本の現代社会のスタンダートには逆光するものだったのでしょう。

職人として正しい道を歩んできた自負こそはありますが、最低限の収入が得られていないのが実情です。

世の中の多くの人は、チェーン展開しているファミリーレストランや回転寿司などの飲食店に流れています。

日本はずいぶんと長い間、不況だ不況だと言われ続けていますし、生きることに重要な「食」においてもデフレ化は止まりません。

短絡的な表現となってしまいますが、クオリティより、安さと量が世間的な大多数に求められているのは間違いないでしょう。

残念ながらこれは現実です。経営を行っている上で確かなデータである売上と収益が、それを顕著に示していることは認めなくてはなりません。

長い間、ときには夢を追い求め、私なりに職務に努めて参りましたが、家族が暮らしていくための充分な収入が得られないなら決断を下さざるを得ません。

ひじょうに無念であり、悔しいのは当然のことですが、時代の流れを遡ることは個人の力では不可能なことなのです。

一国一城の主としては落城です。一時撤退、潔くあきらめた上で、再起の道を模索していこうと思います。

『東北大震災』夢を諦め転職をした結果

10代の頃から調理師になりたくて飲食店でのバイトをしていた。

専門学校などに通える余裕がなく飲食店で長く働いて資格を取ろうとしていた。

20歳の頃料理の基本からノウハウを教えてくれる調理師の人に出会い弟子入りのような感じでその人が経営する飲食店で勉強しながら働いた。

毎日朝から夜まで食材に囲まれオーダーが入ったら作る、仕込み、買い出し、レシピの勉強など1日が24時間じゃ足りないと思いながら働いていた。

普通なら働きすぎ、労働時間がおかしいと思われるが調理師になりたいという夢があったし、なにより料理をするのが好きだったので苦にはならなかった。

そんな忙しい毎日を送っていたある日、人生を変える事が起きた。

『東日本大震災』

夢を見て働き始めて1年も経たない頃だった。

仕込みをしていると地鳴りとともに大きな揺れに襲われ必死で外に逃げた。

外にでると道路は渋滞でみんなパニック状態だった。

ふと店内に戻ってみると厨房からホールまでめちゃくちゃになっていた。
業務用冷蔵庫は倒れ食材もグチャグチャ、お酒の瓶は全部倒れ割れてしまっていた。

その光景を見てこれからどうなるのだろうと不安になった。

震災の影響ですぐに店の再開はできない状態になったが、収入がないと生活していけないので店舗が再開するまでの間日払いのバイトをしたりしながら生活していた。

もう一度厨房に立ち働くのを夢見ながら店舗再開を待ったが、色々な都合で再開は不可能となってしまった。

ただそうなったとしてもぼーっとしてられない、生きていくためには職に就かなければならないので職を探した。

ただ飲食店だったらどこでも良いわけではなかった、弟子入りとして働いた所は自分にとてもよく合っていて働きやすくお客様との繋がりももててこんな所は探しても見つかる職場ではなかったので一旦夢を諦め全く違う職種に転職した。

日払いバイトをしていた時登録していた派遣会社からの紹介でスーパーなどの商品の仕分け作業を行う仕事に就いた。やりたいというわけでもなくただ時給が高いという事だけで選んだ仕事だった。

スーパーの冷蔵ショーケースなどに並んでいる商品を扱う仕事なので作業をする倉庫内の温度は一年中夏でも冬でも5度だった。

どうせ長くやるつもりないしと気楽な気持ちで働いていたが案外続けてみたら楽しい職場だった。

100人程の従業員がいるが人間関係で困る事もなく働き始めて1年で企業から直接雇用を受け気づけば2年が経っていた。

今までは自分に合ってる仕事は調理の仕事だと思っていたが、安易な気持ちで始めた仕事が以外にも自分に合ってる仕事だと気付いた。

調理師の夢は薄れていってしまったが、全く未経験の仕事を始めて新しい自分が見つけられたと思う。

すぐに転職というのもあまり良くないかもしれないが、やってみなければ自分に合う合わないもわからないのだと思った。

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