子ども向け英会話の講師は、英語力以上に子どもを引き付ける力が必要だった。

20代後半で主婦になった私は子どももまだいないし、少しのんびり主婦業を楽しもうと思っていました。それまで激務の会社勤めをして半ば体を壊しかけて退職したので、しばらくは充電期間だと自分も家族もそう考えていました。

ところが、それまで毎日遅くまで残業しているのが当たり前の生活から、誰にも監視されず、指示も受けず、日中家にいて家事だけをしている日々に疑問を抱くようになりました。

ちょうど住んでいたマンションの前がとある幼稚園のバス停になっていて、朝9時半位と夕方3時位に外に出ると可愛らしい子どもたちが目に入るようになりました。

激務の会社勤めでは、目がつり上がったようなピリピリとした雰囲気でしたが、この子どもたちがじゃれあっている姿、それを笑顔で見守るお母さんたちのお顔が穏やかでとても癒されたのを覚えています。

そんな時、近所の英会話スクールが子ども向けのレッスンを始めるというので講師募集のチラシがポスティングされました。

家の近くだったのでちょっと覗いてみたのですが、小さいこじんまりとしたスクールで、こういうところだったらあくせくしないで働けるんじゃないか、子どもたちもいつもバス停で遊んでいる可愛らしい子たちなんだろう、私が教える英語に興味を持ってくれたら嬉しいだろうなと、すっかりやる気になっていました。

子ども向け講師は急募の状態でしたので、大した試験もなく、まあやりながら頑張っていきましょうという位の話で採用があれよあれよという間に決まってしまいました。今思うと、まったくのフリーで、時間に融通がきく私の時間的な条件が良かっただけなんだと思います。

英語自体はそこそこできたので問題はありませんでした。しかし、子どもたちの興味を引き付けるのがこんなにも大変なんだとはまったく理解していませんでした。

子どもたちは、英語が何なのかも全然分かっていないし、ただ親に無理やり入会させられた様子で、何しにここにきているのかも分かっていない、カラフルなものがたくさん置いてある遊び場ぐらいに思っていたようです。

そういう前提が頭に入っていなかった私はとても混乱しました。何も覚えない、覚えようともしない、英語をしゃべろうともしない、勝手な行動を取る子どもたちを前に立ち尽くしてしまいました。

一人に構っていれば、別の子がどこかに行ってしまおうとします。その子を追いかければ、また別の子がけんかを始めるといった具合で、教室はカオスに陥ってしまいました。

教室長からは、まず歌を歌えばまとまりがよくなるはずだ、とか、笑顔で楽しいお姉さん風でやっていこうとか、アドバイスを頂くことはできましたが、具体的な手助けもなく、だんだんと子どもたちの笑顔自体にもイライラし始める自分に気がつきました。

心身のバランスを崩して休養していたところで、新しいステップとして子どもたちと楽しいレッスンを夢見ていた私の思いは打ち砕かれました。

これでは自分にも良くないし、お子さんたちを預けているお母さんたちの思いにも応えられない、またその期待が重すぎてしまい、結局半年もしないうちに辞めることになりました。

一応、区切りよく辞めたので、スクールとのトラブルはなかったのですが、近所ということもあってそこを通る時には気まずくなってしまい、苦々しい思いだけが残ったのでした。

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コメント

  1. 英語大好き より:

    やってみたいなぁって考えていた仕事だったので、言われてみればそうだよねと、少し考え直すキッカケになりました。子ども相手ですから、人数もいれば、大変ですよね。

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